世界を魅了する、インドの国民栄誉賞受賞アーティスト
Bhajju Shyam ふたたび京都へ
ボローニャ・ラガッツィ賞に輝いた『夜の木』 (Tara Books刊)の共同著者であり、
インドを代表するアーティストの一人として、国際的な活躍で知られるバッジュ・シャーム。
2023年に世界遺産・東寺で開催された日本初の個展「Bhajju Shyam KYOTO」では、
おおらかさと緻密さ、鮮烈さと静謐さ—
そのどれもが自然に息づく作品群で、深い感動の渦を巻き起こしました。
第二章となる本展では、インド中央部の先住民・ゴンド族というルーツや、
ゴンドアートの本質的な特徴の一つである“Signature”と呼ばれる表現をたどります。
インドと日本、いにしえと現代、神話と日常—
そのあわいを静かに結ぶ新たな作品世界が、東寺という特別な空間に立ち上がります。
細部にまで慈しみの宿る、バッジュ・シャームのまなざしを感じていただけることでしょう。
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2025年9月1日
2025年8月6日
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バッジュ・シャーム
Bhajju Shyam
1971-

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インド中部の森にあるゴンド族の村 パタンガル生まれ。
ゴンド族に伝わる表現や物語を受け継ぎながら自身の視点で昇華し、現代的な感覚やシンプルなストーリーテリングを交えて表現することで、師匠であり叔父であるジャンガル・ シン・シャームが確立した現代ゴンド・アートの表現を拡張し続けている。
1998年パリ装飾美術館でのグループ展参加を皮切りに、ロンドン、ベルリン、ミラノ、オランダなど世界各国の美術館やギャラリーにて個展やグループ展が開催されている。
代表作に、南インドの出版社タラブックスと制作し世界 8言語に翻訳されている『The Night Life of Trees』(ドゥルガー・バーイー、ラム・シン・ウルヴェーティとの共著。 邦訳:『夜の木』青木恵都訳、タムラ堂、2012年)をはじめ、『Creation』(邦訳:『世界のはじまり』ギーター・ヴォルフ文、青木恵都訳、タムラ堂、2015年)、『The London Jungle Book』(邦訳:『ロンドン・ジャングルブック』ギーター・ヴォルフ、シリシュ・ラオ文、スラニー京子訳、三輪舎、2019年)など。
2018年には日本の国民栄誉賞に相当するパドマ・シュリ賞をゴンド・アーティストとして初めて受賞し、インド政府から表彰された。
2023年には日本初となる個展「Bhajju Shyam KYOTO」が世界遺産・東寺(京都)にて開催され、19日間の開催で延べ約 1 万人が来場。本人も初来日を果たし、アーティスト・イン・レジデンスにて京都や日本文化をテーマとした作品を制作した。

会 期 2025年10月10日(金)-10月28日(火) 会期中無休
開場時間 9:30-16:30
会 場 世界遺産 真言宗総本山 東寺[教王護国寺] 食堂(じきどう)
京都市南区九条町1番地
入 場 料 無料
主 催 バッジュ・シャーム・キョウト実行委員会
企 画 JAPANDIA、VISIONS